日: 2014-10-21
10月18日 Jazz
New York勤務になって最後の週末になるかもしれない。土曜日はJazzの歌のレッスン。天野先生との個人レッスンも今年はこれが最後になる。約一ヶ月ほど、短いが相当に密度の濃いトレーニングだった。自分の地声を発掘する作業。呼吸法で腹の底を深く堀りさげる。丹田を耕して、自分のオーガニックな生の声を収穫するという有気農業のようだ。Jazzというのは至高の自己表現のなのだろう。自己表現するには自分を知らなくてはならない。先生には自分の地声が相当に低い太い声だということを教えてもらった。野太い低音をあたりにしみ渡るように発声できると歌のクオリティが格段にあがる。それだけでJazzって感じがでてくる。
もっと凄いことは、会話をする自分の声をこれまでよりも低音の声域に変えられたことだ。天野先生からは、低い声で話すようにと勧められた。低い声の方が、聴く方もわかりやすく、より説得力がでるという。しかも、女性にとっても男性の低い声により魅せられるというのだからいいこと尽くめではないか。
そこで、これからの日常生活で守るべきことは、次の三点:
- 背筋を伸ばし、姿勢をまっすぐにして座る。歩く。
- お腹で呼吸する。
- 低い声域を使って話す。落ち着いて、感情の起伏を声に出さないこと。
土曜日に、Something JAZZというEast 52ndのお店で天野昇子先生の歌を聴きに行く。ピアノは奈良はる子さん、BassがMurry. ドラムは飛び入りのビジネスマン。ジャズクラスの先輩の吉田氏が、一曲歌った。ジャズのバンドというのは、個性の集まりで自由度が高いだけに、感性や息が合うことが重要らしい。慣れないメンバーとうまくかみ合わないと相当に疲れて苦心するようだ。天野先生は、Autumn Leavesを斬新なアレンジで歌った。私の最初の持ち歌で、スローな歌い方を習ったが、アップテンポな感じで、まったく違った曲感になっていた。ジャズだねー。
RIKI(East45th, 3rd AveとLexの間)というレストランで打ち上げ。鹿児島の焼酎をボトルで2本空けた。RIKIはNo Tipポリシーのお店で、私がニューヨークで一番気に入って行きつけているお店だ。店長は昔卓球をやっていたことがある。6人で思いっきり食べて、US$305だった。お勧めです。