日: 2021-08-16

コロナ自宅療養の終結のお知らせ / 医師による(リモート)診断の義務と・権利について

投稿日: 更新日:

8月16日、午後5時40分。スマホに藤沢市の保健所からの着信があった。応答を押したつもりだったが、指に接着剤が着いていたためか逆に電話が切れてしまった。こちらから同じ電話にかけると、応対した人は別の人だった。同じ電話番号で何十台もあって、違う階(1階, 3階と4階)で大勢で対応しているとのこと。結局、すぐに電話した人が見つからず、再度向こうからかけるという。午後5時50分に再度着信。今度こそはとスマホで応答を押すが、なぜかまたも失敗。結局、自宅の番号に電話がきてやっと話せた。

「保健予防課のXXです。療養が最終になるのでお電話しました。」

「熱は、今日は、36度3分。日曜日、土曜日も同じような体温で大丈夫ですか?」 (はい)

「パルスオキシメーターの方も、99から98というところで大丈夫ですか?」 (はい)

「それでは、本日で療養終了ということになります。お疲れさまでした。」 (あっ、どうも)

「明日からは、通常の生活をしてもらって大丈夫ですので。」 (はい)

「まだ、XXの感染もだいぶ広がっておりますので、体調維持など気をつけてお過ごしください。」 (はい)

「あと、ワクチンの接種について、お聞きしたいのですが(私)」

「わたくしは、療養の終結だけをお伝えするものですので、ワクチンに関しては、ワクチンの問い合わせのものにお電話してもらってもいいですか。」 (はい、わかりました。)

「よろしくお願いいたします。」(はい、どうも。)

どうやら、私は、明日から、自由の身になるらしい。

コロナの陽性結果がでたあとの、保健所の対応は遅かったけれど、自宅療養が決まってからの対応は規則正しくタイムリーなものだった。療養の終結も、最終日の夕方に連絡することで、明日から仕事や学校に戻りたい人にとってはとてもありがたいことだろう。

電話の女性の対応は優しく、丁寧なものだった。しかし、療養の終結だけを伝えるということが担当業務。コロナに感染した人が、療養明けの一週間後に二回目のワクチン接種を受けることについての私の不安に答えられるわけではない。縦割り行政の限界だろう。基本的に、医療システムではなく、行政システムでコロナの自宅療養に対応しているところが、災害級の感染症であると騒いでいるテレビや政治家の言っていることとは相当の温度差を感じる。

最近、知人から勧められた長尾和宏ドクターのブログが、今回、自宅療養となった私の思いをそのまま言い当てていた。オススメである。

自宅療養者にも在宅主治医と必要な薬を|Dr.和の町医者日記 (drnagao.com)

自宅療養における医師による(リモート)診断の義務と・権利について

軽症とはいえ、喉が痛くて、咳が出る状態がつづいたまま10日間の自宅療養に入るということは、医療的には、自宅軟禁であり、症状が重くならなければ、医者へのアクセスがなくなるということ。自宅療養が決まった時点で、即刻、少なくともリモート診療を受けさせて、自宅療養の際に必要な薬を処方し、自宅療養期間中の生活における注意事項や指針などを、メールやLINEなどで伝えることは最低限のルールではないだろうか。私の場合は、家族が知人の医師に頼んで、リモート診療していただき、薬を処方してもらった。その女医さんの声は、ホントに天の声のように心に響いた。

自宅療養が終わるときにも、この医師による、(リモート)診断は、絶対に必要不可欠なサービスだ。自宅療養は、軽症とはいえ症状の終了を意味しない。ましてや陽性反応は残されたままである。抗体ができているのかもわからない。夫の自宅療養が明けたからといって、咳をする夫が、少しでも子どもに近づくことに平気でいられる母親はいない。高齢の親がいればなおさらのことである。自宅療養が終わって「通常の生活」をしてもいい、と保健所の人に言われたからといって、喉に痛みがあって、咳がでる自分をどのように扱っていいのか、自分にも家族にも、わからないことだらけなのだ。すぐにでも二回目のワクチン接種をすませたいが、感染後の数ヶ月は、ワクチン接種は推奨されていないようだ。副作用も強くでるというデータもある。自宅療養から解放されても、通常の自分や家族の健康に関する疑問や不安は続く。自宅療養終結後の生活や行動に関する専門の医師の診断と助言は絶対になくてはならない、最低限の義務であり、権利でなければならないと思う。

コロナ自宅療養 最終日? 

投稿日: 更新日:

8月16日 いつものように朝7時半に神奈川県療養サポートからLINEで着信。

本日の体調について回答してください。(回答が確認できない場合は、安否確認のために、直接訪問することがあります。)

回答を開始。これからあなたの本日の体調をお聞きします。質問にご回答ください。

息が苦しいですか? (いいえ)

現在の体温を選択して下さい。(36.3)

パルスオキシメーターはありますか。 (はい)

現在の酸素飽和度(SPO2)を選択してください。うまく測れない場合は「うまく測れない」を分からない場合は「分からない」を選択してください。       (99%)

質問は以上です。 

下に示したお知らせで終了。今日は自宅療養の最終日、喉の苦味と咳が出る状態はあまり変わらない。明日も同じメッセージが来るのかな? それとも何も来なくてそれで終わりということになるのかな?