日: 2021-07-19

全日本マスターズ、東京都代表になりました。

投稿日: 更新日:

今日は、1年で最も大事な試合である、全日本マスターズの東京都予選会が開催されました。

全日本チャンピオンを目指す目標を立てて、コロナ禍にもメゲズにほぼ毎日のように練習してきました。

その甲斐あってか、中止となった東京選手権大会の代替として、東京都に登録している選手の参加で実施された東京優勝大会の50代の部で優勝できました。

全日本マスターズは予選からの参加となり、61歳を迎えた今、ロウシックスティ(60代前半)の部に出場することにしました。本年度はコロナのために人数制限が厳しく、いつもは5人の出場枠が3人に削減されて、本当に狭き門となりました。組合せを見ると、私は第二シード、二回戦からの試合。

2回戦の森脇さんは、バックが表で、早いタイミングのバックハンドが得意。「サーブが取れなかった」と森脇さん本人も言うように、得意のロングサーブで勝った試合。

3回戦はそれまで最終ゲームまでもつれる試合を2つ勝ち抜いてきた坂さん。坂さんは、以前、関東社会人大会の決勝までいって、早稲田OBの本橋先輩に敗れたことがあり、私もずっとその試合を見ていたことがある。かなりの実力派のカットマンである。ラバーは裏裏で、フォアドライブが上手い。カット打ちは岸田道場で中学生のカットをよく打っているので、最近は得意になった。短めのサーブからのドライブ攻撃など、攻めを主体にしてツッツキも混ぜながら粘り勝つ。

4回戦は、これまでも何度も戦ったことのある前回の関東社会人大会で準優勝している野村さん。するどいツッツキから回り込みドライブスマッシュを打たれていつも苦戦している。今回も似たようなパターンにはなったが、私のロングサーブからのドライブと踏み込んでのバックプッシュが効いて比較的有利に試合を進めることができた。バックハンドの横下サーブに苦労したが、最後は払って、勝ち抜いた。

5回戦はいよいよ代表決定戦。

練習仲間である、卓楓会の荒井さんが、実力どおりのガンバリを見せて、上がってきた。荒井さんはとにかく攻撃が早い。スマッシュはもちろんだが、特に、横下(上)回転のバックハンドサーブからの思い切りの良いカミソリみたいなドライブがよく入る。ラケットに当てることすら難しい。1ゲーム目を挽回で勝ち、2ゲーム目も勝つ。ここで3ゲーム目に私の攻撃ミスが二本続き。嫌な雰囲気。8-8から私のサーブをうまく払われて8-10とされ、そのまま押し切られて初の1ゲームを失う。かなり不安がよぎったが、4ゲーム目ではロングサーブ主体で三球目攻撃するパターンを多くする。レシーブもフォアでなるべく返球して相手が三球目攻撃を簡単にできないようにする。最後、私のフォアクロスへのドライブを荒井さんがスマッシュしてネット直撃。ついに全日本の本大会への出場権を獲得することができた。

荒井さんは、3人目の出場権を賭けて、あと一試合、三位決定戦にのぞむこととなった。

ハイシックスティ(60代後半)では、シチズン時計の大先輩の石谷さんが予選通過を決めた。最近退職したばかりで、これからマスターズに参戦するそうだ。東京卓球連盟の小川敏夫会長に段位を訊かれて、私は初段と答えると、もう2段じゃないの、と言われ、段位の規約を一緒に見ると、全国大会に3回以上参加とある。マスターズは2度目だが、昔、全日本選手権と全日本社会人に出たことがあった。結局、2段昇進ということで、1万円を払うこととなった。石谷さんは、世界選手権にも出場し、全日本3位にも入賞している名選手。でも段位はわからないそうで、小川会長があとで調べてみようということとなる。なかなか面倒見のいい気さくな会長さんである。

嬉しかったのは、50代で山本春彦さんが東京代表を勝ち取ったニュース。私が帰国後始めての試合、東京選手権の予選であたって、3-2の死闘の末勝って代表になってから、仲良くなった。そのあとは勝ったり負けたり。なぜかまた、一昨年のマスターズの代表決定戦でギリギリの勝負をして、私が代表を獲得したのが今でもしっかりと記憶に残っている。優しくて人格者の山本春さんが、代表の座をついに獲得したのは、自分のことのように嬉しかった。

九十九の仲間たちもスゲー頑張ったが、流石に3人という狭い枠までは到達せず。女子で、石塚ゆりかさんが見事40代で代表となった。推薦では河島さんが私と同じローシックスティで出場される。

本戦は10月8-10日で福島県郡山市で行われる。また初心にもどって、がんばろう!