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関東学生リーグ戦は、長距離でいうなら箱根駅伝大会のような大学卓球チーム戦の真骨頂というべき大会である。早稲田大学は推薦入学者が少なく、大学トップを争うには総力戦に劣る傾向がある。近年は女子部のほうが成績がよく、男子の方は、ここのところ15シーズンも優勝から遠ざかっている。
2024年の秋季リーグにおいても、優勝をめざすと鼓舞しながらも、総合力としては男女とも下位に沈むことも危惧されるという厳しい認識があった。
リーグ戦の応援に参加することはこれまでほとんどなかった私だったが、シンガポールから早稲田に留学する選手の女子部への紹介を兼ねて、その選手と母親といっしょに早稲田大学の応援に代々木第2体育館にやってきた。
男女とも4勝1敗でトップを狙える位置。女子の試合は中央大学との対戦。全勝中の中央大にエース対決で前半勝負を挑んだが、実力にまさる中央大の選手たちが落ち着いた試合運びで、1勝をあげることができず、0-4で敗退。今年の女子は専修大学と中央大学が群を抜いている感じで、それを他の大学が追う形のようだ。選手層がうすい中で、ここまで4-3ときわどい試合を勝ち抜いて4勝2敗という好成績をあげているのがすごい。
男子は、今日の駒沢大学との対戦に勝てば優勝に王手がかかる試合。エーズの濱田兄弟がシングルスで2点をあげ、順当に勝利へと導く。ダブルスが駒沢のカットマンペアと大熱戦を繰り広げる。プロ並の壮絶なラリー戦。豪球が飛び交い、カットやロビングと技術も多彩で、観客冥利に尽きる対戦。フルゲームの末に勝ったのは早稲田の濱田・徳田ペア。見事!! しかしここからの1勝が遠い。荒井、桜井と惜敗し、3-3で徳田に勝負が託された。4ゲーム目に劣勢から逆転勝ちして5ゲームにもつれこみ、4-8から8-8と挽回するも力尽きた。徳田くんは体調を崩していてバック主体の攻撃となり、フォアのパワーが落ちていたのが残念なところ。ただ、早大、明大、専大、駒大の4チームが4勝2敗で横並びとなり、優勝の行方は最終日に持ち越された。
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