月別: 9月 2025

Doctor of Philosophy (PhD) from Waseda University. 早稲田大学より博士号を授与されました。

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Belated, at the age of 65, I received PhD from the Graduate School of Asia-Pacific Studies (GSAPS) of Waseda Univ.. It was the moment of a sort of 感動 (emotion) and a big 感謝 (appreciation). The title of my dissertation is “Dissimilation & Integration” through Parasports of People with Mild Intellectual Disability”/ 軽度知的障がい者のパラスポーツを通じた「異化&統合」の可能性について” building upon my experience of working with para-table tennis players. I wish I can revisit the countries I served before and interact more with young generations.

65にして、昨日、早稲田大学の卒業式に参加。博士号を授与されました。

2016年9月にアジア太平洋研究科の博士課程に入学してから9年の歳月が過ぎました。元ユニセフスタッフで今は国連大学でも教鞭をとっておられる勝間靖教授にはほんとうにお世話になり感謝しかありません。2016年に日本に帰国して以来これまで、パラ卓球コーチ、ブータン・ペルー・ミャンマー・台湾・タイ等の卓球交流、東京オリパラ、全日本卓球マスターズ3連覇、東京選手権・全日本クラブ選手権初優勝、仲裁・裁判や母や義父の他界を含め、わたしの心と年輪に刻むべきことがありました。この博士号の取得とともに、林住期(50-75歳の時期)の第一ステージがクリアされたように思います。

ではこれからの第二ステージ(65-75)を如何に生きるか、ですね。

「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。(方丈記)」

初心わするべからず、輪廻と回帰を繰り返す人生ですが、これからは再びブータンやペルー、ミャンマーなどにもどっていま河の上流を流れている若者たちとの交流を深めていきたいと考えております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

Discovering Table Tennis in Peru / 南米ペルー卓球訪問

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【Cities visited in Peru: Lima, Moquegua, Arequipa, Ayacucho, Canete, Chincha, Pisco】

Since my arrival of 1 August, 2025, I have been travelling to discover table tennis lovers led by teachers and coaches of Impactando Vidas program in various regions of Peru. Arequipa is a beautiful (la ciudad blanca) white colored city, with 5822m high El Misti mountain and historic world heritage site. At the Arequipa TT Open, I found many TT friends who remember my exhibition matches that I played 40 years ago, 1984-85, in various provinces. They all told me that it has made a big impact on their sporting life. Cool!!

Ayacucho is located at 2760m above sea level. It is called a city of iglesias (churches) and guitars. I was warmly welcomed by enthusiastic school children learning TT at the Center of Impactando Vidas. We also made visits to Canete, Chincha and Pisco cities located southern coast of Peru, where I did play some exhibition matches with Marcos, who are the national champion in 40’s.

I also handed over some uniforms and rubbers donated by my Japanese friends. Our heartfelt appreciation to the donors, particularly, Tsukumo (九十九) Club and Kokusai Takkyuu (国際卓球).

I’m honored and humbled to be given these opportunities to serve as a bridge between my Japanese friends’ goodwill and those young TT players in the various regions of Peru through this wonderful program “Impacting Vidas”.

1983‐2025 40年のたゆまぬ夢と友情

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8年ぶりのペルー訪問。2017年にペルーナショナルチームのコーチとしてパンアメリカン大会とボリバル大会に参加して以来、久びさのトレーニング場です。現在の卓球連盟のMagali Montes会長は、40年前に私がコーチした時の南米ジュニアチャンピオンチームの主力選手でした。8年前に指導した選手や今年の岡山ー広島合宿に参加した選手も練習していて、うれしい再会でした。これから9月上旬までペルー国内を巡回指導します。22歳で青年海外協力隊に参加して、初めての海外経験がこのペルー卓球連盟のコーチとしての活動でした。それから40年、こうしてまた当時の仲間たちと共に指導に携わることができるしあわせと巡り合わせに感謝です。

わたしが1983年にペルーに協力隊で赴任して以来、わたしの卓球ばかりでなく、人生の友として、共に歩んできたのが、ワルター・ナタンでした。ワルターはペルー卓球界の第一人者であり、長年にわたりペルー卓球チームのキャプテン・エースとしてみんなを思いやり、リードする存在でした。わたしよりも2才若いのですが、お互いをリスペクトし、励まし合い、夢に挑戦するパートナーでした。わたしの個人的な夢だった∪Sオープン大会への参加も、ワルターのおかげで、二人でペルーチームを組んで成し遂げることができました。憧れの江加良選手と試合できたのも、クラブチーム大会で優勝できたのも、ワルターとのタッグがあったからこそでした。ワルターは、その後も、ペルー選手らのバタフライ卓球道場への参加などペルー卓球の国際化への道を開き、多大な貢献をしています。

そんなワルターがALS(筋萎縮性側索硬化症:手足・のど・ 舌の筋肉や呼吸に必要な 筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気)という難病に罹っていると、本人からきかされたのは、2013年にニューヨークで再会したときでした。「5年と命が続かない可能性がある」と話すワルターに、わたしは声にする言葉をみつけることができませんでした。以来、治療法のないALSとの闘いを続けながら、懸命に生きているワルターに会うことが、ペルー訪問のいちばんの目的になっています。

ペルー卓球界でもっとも尊敬され、敬愛されている存在ともいえるワルターへのペルー卓球協会からの感謝を込めた表彰が行われることになりました。そのワルターとともに、これまでのペルーの卓球界とそこに集う仲間たちとの友情や交流活動にたいして、わたしもペルー卓球連盟より感謝の盾を授与されることとなりました。

その感謝の盾を手渡すペルー卓球連盟の会長は、1983年から85年にわたって、わたしがコーチとして指導していたマガリ・モンテスさんです。Impactando Vidasという世界でもっともスケールが大きくイノべーティブな卓球普及プログラムを開発・運営しているモニカ・リヤウさんからも感謝の盾を授与されました。モニカさんもわたしのコーチ時代の南米ジュニアチャンピオンであり、マガリさんと組んだダブルスやチーム戦でも常勝していたペルー卓球界のレジェンドです。

こうして40年来の仲間が、成長し、再び、感謝の思いをこめて、一堂に会する。そしてその歴史と未来を若い選手たちにつないでいく。そのような瞬間と空間にわたしの人生がめぐりあえたことに感謝します。

Together with Walter Nathan, my most respected brother of table tennis and life, we received a plaque of appreciation from the President of Peruvian Table Tennis Federation, Magali Montes, and the founder of Impactando Vidas Monica Liyau, for our long time efforts in developing this sport in Peru. It was a monent of great honor and pleasure for Walter san and myself with a sincere wish that our sporting spirits in life will be of use and serve good examples for those new and young generations of table tennis lovers in Peru. Viva Ping Pong Peru!!