日: 2021-06-06

加藤耕也くん、東京パラリンピック世界予選大会優勝・浅野俊くん、東京パラ出場確定おめでとう!!

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今回、スロベニアのラスコ市で開催されていた東京パラリンピックに向けた世界予選大会で、クラス11(知的パラ)の加藤耕也選手が見事優勝して、優勝者だけに与えられる東京パラリンピックへの出場権を獲得した(写真は卓球王国に掲載)。このクラスでは世界ランク8位につけて、世界ランク7位までが出場権をすでに得ている中、次点となっていた加藤選手は、精神的にも相当なプレッシャーを感じてこれまで練習してきていたことだろう。今回出場選手の中で、加藤選手の強敵は、世界ランク10位で、伸び盛りの若手のKim Chang Gi(韓国)選手である。以前、オランダの大会で苦杯をなめ、チャイナ・オープンでは大接戦で勝っているとはいえ、実力は伯仲しており、メンタルの勝負と思われた。2-0から3・4ゲームをジュースで落とし、2-2とされる精神的には追い詰められた状況のラストゲームでしっかり勝ちきったのは加藤選手の東京パラに向ける気持ちの勝利としかいいようがない。LINEで加藤選手より優勝のメッセージをもらい、これまで2年間、彼と一緒に世界選手権や多くの国際大会で過ごした日々が蘇ってきた。悔しい思いをしたときが多かったかもしれない。東京パラでの彼の活躍を見れることが、本当に嬉しくてならない。加藤くん、そしてベンチコーチをなさっていたお父さん、家族の皆さん、おめでとうございます。

この大会では、クラス分けが実施されており、現在レビューという仮の資格を持っている選手たちのクラスを確定する作業が行われた。障がいの程度と障がいが卓球競技に与える影響を判断する試験である。今回は、アジア選手権大会で優勝して東京パラリンピックの出場権を獲得した浅野俊(たかし)選手がこのクラス分けを受けていた。クラス11(知的)は、他のクラスとは違って、判定には確定と確定しない、YesとNo、しかなく。確定されることが、東京パラリンピックに出場するための絶対条件である。私もアジア大会でこのクラス分けに同伴したが、実技テストやコンピューターを使った認識力テストなど、英語の通訳も含めてかなり緊張するものである。結果は、確定(Confirmed)! これで、日本は世界で12名しか出場権のないパラ卓球男子のクラス11において、一国に許される最大数である3名の選手(加藤、浅野、竹守各選手)が代表権を獲得するという快挙を果たしたのである。パラリンピックでクラス11初のメダルも見えてきた!

<世界予選大会の全結果>

今回、クラス11の女子で、優勝候補だった世界ランク8位の伊藤槇紀さんは、今回の大会の優勝と準優勝の選手にフルゲームで敗れ、残念ながら予選通過はならなかった。

女子車椅子クラスでは、茶田ゆきみ選手が大健闘し、本当に惜しくも決勝で涙を呑んでいる。マダムバラフライとして世界に知られている別所きみえ選手も本大会に出場して、その勇姿を見せてくれた。残念ながら優勝して東京パラへの出場権を手にすることはできなかったが、73歳で世界ランク8位を維持する別所さんの東京パラリンピックを目指す気迫は、生きるレジェンドにふさわしい。

男子車椅子クラスでは、南選手が予選を一位通過して、準決勝進出。斎藤選手も同じく準決勝に進出している。期待のベテラン、吉田選手は、残念ながら予選通過ならずという悔しい結果だった。

女子立位クラスでは、進境著しい友野ゆり選手が3勝1敗の三つ巴となって、勝率でいま一歩及ばず。

男子立位クラスでは、クラス6の七野かずき選手が、決勝まで進出している。いつも笑顔の優しい好青年の彼の試合は、杖で動かない足を支え、手の届く範囲でラケットの角度を駆使して返球するマジック卓球である。井上まさちか選手も準決勝進出。優勝したポーランドの選手に惜しくも敗れている。ジャパンオープンで優勝した垣田斉明選手は今回は決勝トーナメントの準々決勝で敗れている。

みんなパラ卓球大会の常連で、東京パラリンピックを目指して、本当に汗と涙を流し続けてきた選手たちである。そのガンバリは誰でも絶対応援したくなる。まだ、開催国日本には、4つの推薦枠が残されている。おそらく上記の中の4名の選手が、東京パラリンピックへの出場資格を得るのではないかと思われる。パラリンピックへの出場はパラアスリートの夢だろう。すでに次のフランスパラリンピックに照準を当てて、練習に励んでいる選手もいる。応援しよう、パラアスリート!

全日本クラブ選手権大会東京予選を通過

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全日本クラブ選手権大会は、卓球クラブチームの夢の球宴だ。特に年代別の選手にとっては、年に一度のチーム戦の祭典である。今年は40代がなくなり、30以上の部と50以上64歳までの部となったばかりか、参加チーム数も制限されて、東京も代表2枠を争う厳しい闘いとなった。配られた組合せは一番アタリたくないと思っていた、3年前に決定戦で逆転負けを喫した卓楓会のブロックだった。卓楓会は東京選手権50代3位の八城くんが加わって、さらに層の厚い陣容だった。一回戦の渋谷卓球クラブ戦、私とエースの河島さんと組んだダブルスは絶対勝利と思いきや、練習もせず今年初めて打つダブルスは失点が続きガタガタと崩れた。簡単に1ゲーム目を落とし、2ゲーム目を奮回するも3ゲーム目にまた蜘蛛の巣に絡まるように決め手をかくまま敗れた。2番手のサトケンさんの勝利のおかげで、シングルス3連勝で逆転勝ち。2回戦の相手は松卓会。50代の動きが良くパワーもある選手が多いようだ。ダブルスは3ゲーム目にもつれこみ、9-9から私の勝負のレシーブ・フリックが入らず、そのまま落とす。サトケンさんがまた二番手で勝ち、タイにしてくれる。私のシングルスの相手は計良さんで、私のフォアへのドライブ攻撃をいとも簡単にカウンタースマッシュする。私に勝つ相当の自信ありの空気が伝わってくる。ロングサーブからのカウンタースマッシュのパターンが主体だったので、ほとんどレシーブからドライブ攻撃して、打たれても2本、3本と返すと5分以上の展開になる。今回もシングルスで勝つ。決定戦はやはり卓楓会。ダブルスで勝たないとシングルスは不利。1-1で迎えたラストセットで調子は悪くなかったが私のサーブミスとレシーブミスもあって、またもダブルスで敗れる。万事窮す。2番手のサトケンさんも敗れて0-2。これからシングルスで3連勝するのは不可能に思われた。3台横並びで同時進行するシングルスで、まず河島さんが(アキレス腱を切って卓球復帰を果たしたばかりの)荒井さんに勝つ。私は3年前にも当たった飯田さんに1ゲーム目をラブゲームで取るも、2ゲーム目は必死にボールに食らいつく飯田さんの執念につかまって1-1とされた。絶対に勝てないと皆が思っていた椋さんが八城さんに対して1ゲーム目をジュースの連続で勝ち取った。2ゲーム目はずっとリードされた劣勢から、スマッシュを拾いまくり、椋さんが中陣からのドライブの連発で逆転し2-0の大金星をあげたのである。当然ながら私と飯田さんのラストゲームに衆目が集まる。捨て身で全部のボールを決め打ちしてくる飯田さんの勢いは、競るとまずい雰囲気ありあり。とにかくサーブ・レシーブに集中して、凡ミスを減らし、勝ち切ることができた。ダブルスで負けて、あきらめかけた全国大会への切符が、九十九チームに舞い戻った。本当にチームのみんなのおかげで手にできた久しぶりの全日本大会への東京都の代表権である。

「勝ちに不思議の勝ちあり」