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全日本卓球選手権大会マスターズの部で準優勝(4連覇成らず)!! Silver Medal at All Japan Table Tennis Championship (Masters 60’s)!!

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石川県かほく市で開催された全日本マスターズ。4連覇をめざして鍛錬してきましたが、決勝戦で華原選手に2-3で敗れて準優勝でした。無念ではありますが。自分らしいプレーを表現することはできたように思います。能登半島地震の被災地でもあり、復興への願いのこもった意義のある大会でした。今回は準決勝のあとするどい腰の痛みがでて、やはり身体は正直なもので、マスターズ選手としての節制の必要と重要性を再認識することでした。とはいえ試合になると忘れることができるようで、(あまり頼ってはいけませんが)これも人間の不可思議な底力というものなのでしょう。来年も石川県金沢市でマスターズは開催されます。早期の災害復興を祈念して、わたしも再出発、復活をめざしたいと思います。ご声援・応援をありがとうございました。

Just finished runner-up at the All Japan TT Championship in Kahoku city of Ishikawa-prefecture, one of the disaster affected areas of Noto Peninsula Earthquake 2024. While my aims of achieving fourth consecutive championships at Masters was not reached by a step, it is always wonderful thing to observe some memorable games of life demonstrating the passion and outcome of daily efforts of sport-lovers. I thank all players for that.  I got a sharp pain at my back, which maybe a part of normal phenomena of master’s players., ha ha.  My friends, please do take care of your body and health through carefully calculated way of training and practice.  It was also important experience to see earthquake affected areas and think what we can do for recovering from suffering and devastation by such disasters.  Next year’s championship will also be held at Ishikawa prefecture and wish and pray for the earliest recovery from the natural disasters for all affected people and families.

創部100周年、メモラブルな早稲田大学卓球部の秋季関東学生リーグ 優勝!!(2)

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 9月24日、最終戦。昨日の試合で、早稲田大学は男女ともに敗れ、4勝2敗となった。久しぶりのリーグ戦の応援で、優勝のかかる試合を朝から夕方まで観戦し続けた自分だったが、女子はストレートで、男子は3-1からの大逆転負けを喫したとあっては、自分がこのリーグ戦における母校の運気に貢献するどころかその逆だったのではないかという杞憂もおきる。こうした戦いの運勢というものは、絶妙かつ不可思議なバランスがあって、常にいいものでも、いつまでも悪いものでもない。スウェーデンから帰国したばかりの翌日の試合で、獅子奮迅の活躍をみせて気を吐いた濱田(一)選手。体調をくずして病み上がりでのぞんでいた徳田選手。関東学生のトップクラスの大学チームのレギュラー選手同志の実力差はわずかであり、団体戦では勢いに乗った選手が大当たりするものだ。その技術力と体力と気力のぶつかりあいは、ボールのスピードと回転とともに、ジェットコースターのようにめまぐるしいラリーの応酬となり、息が詰まる。昨日の悔しい敗戦のあったあとの最終戦。4勝2敗の4校の中では、勝率でまさる早稲田大学は、中央大学との対戦に勝てば、もっとも優勝に近い位置にいた。選手層のうすい早大は、濱田兄弟と徳田選手で4勝をあげることが必須で、あとの3シングルスの勝率は低い。

 その大事な濱田弟と相手のエース対決は、こちらがかなり不利にみえたにもかかわらず、サーブからの速攻とレシーブからのカウンターというトップスピン隆盛の現代卓球とは異質なプレーをする濱田弟が見事に3-0で勝ちきった。早稲田の勝利への扉が開かれた瞬間である。二番手の濱田兄は絶対的な信頼と実力を有する早大のエース。相手選手がものすごく元気でとにかく中陣からフォアでもバックでもパワフルなドライブを何発でも打ってくる。濱田選手は合わせる打ち方となり、粘られたボールに対して決定打が打てない。動きに自信と鋭さが伴わないまま、押し切られてしまう。次の桜井選手もゲームオールで惜敗。1-2というむずかしい出足となる。ダブルスは絶対に勝利が求められた。2-0と楽勝ペースと思われたが、3・4ゲームは相手ペースで奪還されラストゲーム勝負。これも6-9とリードされ、万事休すと思われた。ここで濱田・徳田ペアが驚異の粘りをみせ9-9。相手が払うようなツッツキをオーバーミス。10-9。最後の渾身の攻撃で5本連取の大逆転勝ちで、二人とも床に倒れ込んで勝利を噛みしめた。シングルスで敗れただけに、この試合に賭ける濱田兄の気持ちの伝わるゲームだった。卓球の勝負は精神的な領域で争われることが多い。微妙な気持ちの動きが運気の波を生んで、勝敗のサイコロの目を変えていく。

 2-2のタイ。私は、きょうは徳田選手は絶対に勝利する運気にあると信じていた。昨日の敗戦で沈んだ大きな運気の塊が水面を突き破って空間へ飛び出してくると思われた。それで徳田選手を応援。昨日よりも動きもよく、フォアハンドも振れていた。徳田選手の勝利は順当であり不可欠なものだった。早大にとっては残り二試合でひとつ勝つのは遠い道のりだった。磯村選手が敗れ、これが最後のリーグ戦となるキャプテン荒井選手も1ゲーム目4-8の劣勢。ここから挽回勝ちという団体戦ならではの熱気と勢いを得たキャプテン荒井が、3球目攻撃とストップという両極端な戦法をみせて、相手の読みをはずしだした。レシーブが単調になり、焦りのみえる相手選手に対して、サーブが効いている荒井選手が常にリードを保って、マッチポイントを握る。応援団も優勝の瞬間を待ちわびて、座席から腰が浮いたまま、一本一本を息をのんで見つめ、ついに来た優勝の瞬間は会場中の空気が割れ、悦ぶ学生たちの歓喜の波がコート中にあふれでた。

 創部100周年の奇跡的な優勝の瞬間だった。

 

 たかがスポーツ、されどスポーツ。

 たかが人生、されど人生。

 100周年、集まり散じて、人は変われど。感動は変わらず、心に伝わるものだ。

 学生たちに、若き汗と涙と情熱に感謝。ありがとうございます。

創部100周年、メモラブルな早稲田大学卓球部の秋季関東学生リーグ(1)

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関東学生リーグ戦は、長距離でいうなら箱根駅伝大会のような大学卓球チーム戦の真骨頂というべき大会である。早稲田大学は推薦入学者が少なく、大学トップを争うには総力戦に劣る傾向がある。近年は女子部のほうが成績がよく、男子の方は、ここのところ15シーズンも優勝から遠ざかっている。

 2024年の秋季リーグにおいても、優勝をめざすと鼓舞しながらも、総合力としては男女とも下位に沈むことも危惧されるという厳しい認識があった。

 リーグ戦の応援に参加することはこれまでほとんどなかった私だったが、シンガポールから早稲田に留学する選手の女子部への紹介を兼ねて、その選手と母親といっしょに早稲田大学の応援に代々木第2体育館にやってきた。

 男女とも4勝1敗でトップを狙える位置。女子の試合は中央大学との対戦。全勝中の中央大にエース対決で前半勝負を挑んだが、実力にまさる中央大の選手たちが落ち着いた試合運びで、1勝をあげることができず、0-4で敗退。今年の女子は専修大学と中央大学が群を抜いている感じで、それを他の大学が追う形のようだ。選手層がうすい中で、ここまで4-3ときわどい試合を勝ち抜いて4勝2敗という好成績をあげているのがすごい。

 男子は、今日の駒沢大学との対戦に勝てば優勝に王手がかかる試合。エーズの濱田兄弟がシングルスで2点をあげ、順当に勝利へと導く。ダブルスが駒沢のカットマンペアと大熱戦を繰り広げる。プロ並の壮絶なラリー戦。豪球が飛び交い、カットやロビングと技術も多彩で、観客冥利に尽きる対戦。フルゲームの末に勝ったのは早稲田の濱田・徳田ペア。見事!! しかしここからの1勝が遠い。荒井、桜井と惜敗し、3-3で徳田に勝負が託された。4ゲーム目に劣勢から逆転勝ちして5ゲームにもつれこみ、4-8から8-8と挽回するも力尽きた。徳田くんは体調を崩していてバック主体の攻撃となり、フォアのパワーが落ちていたのが残念なところ。ただ、早大、明大、専大、駒大の4チームが4勝2敗で横並びとなり、優勝の行方は最終日に持ち越された。

【SHOTIMEに湧く世界・一喜一憂しない大谷翔平選手】

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大谷翔平選手が、51HR 51盗塁、を成し遂げた。おめでとうございます!!

昨夜から今朝にかけて、日本国中そして米国中、そして世界のあちこちで、SHOHEI OTANI の名前が、その異形ともいえる偉業とともに、憧れと畏敬をこめてメディアや人々の心臓から津波のようにあふれ出ている。

 パレスチナやレバノンで起こっているイスラエルによる血生臭い虐殺・戦闘行為や長期にわたるロシアによるウクライナ侵攻、温暖化にともなう異常気象のニュース、アメリカ大統領選挙や自民党の総裁選など、世界でも日本でも人間社会の将来にかかわる重い現実や、私たちの暮らしや将来の生活環境に影響を及ぼすニュースを目にする毎日の空気や気分が、今朝はすっかりSHOTIMEに乗っ取られている。

オリンピックとパラリンピックで自国の選手がメダルを獲得するたびに、各国ごとに一喜一憂していた世界の人々が、51HR51盗塁・6安打10打点を達成したSHOHEI OTANIには諸手を上げてその人間としての快挙を、同じ人間として祝福している。Greatest of All Time(GOAT)であることの証。スポーツには時として人間社会を、人々の心の世界をかえる力がある。

さて、このような偉業を達成した大谷翔平選手は以下のように試合後のインタビューに答えている。(スポーツニッポン新聞社より引用)

大谷は試合後、MLBネットワークに出演。球宴前に同番組に出演した際にWBC優勝がキャリアでの素晴らしい日だったと答えたことを振られると「同じくらいうれしいです。自分が良かったというのもありますし、チームがポストシーズンを決められたというのは僕の夢でもあったので、そこは凄いうれしいかなと思います」と答えた。また、50盗塁を決めた際に本塁打が残り2本だったことの心境を問われると「狙っていないですね。いい打席を送りたいと思っていたので、それがホームランを打てる一番の近道ではないのかなと思っていました」と心境を吐露した。また、ベッツやフリーマンが春季キャンプの時期に大谷をポストシーズンに連れて行きたいと話していたことを伝えられると「ムーキーも怪我もあって1回離脱したりとかいろいろありましたし、そこで打順も入れ替わっていたりする。1試合、1試合今もそうですけど、お互いの打席が作用し合うようにどれが一番いい打席なのかなとコミュニケーションを取りながら、チームのベストを探している状態です」と答えた。また、メジャー通算219勝を誇る元レッドソックスのペドロ・マルティネス氏から「コモ エスタ?(元気ですか?」とスペイン語で挨拶されると、大谷は「ムイ ビエン(元気です)」とスペイン語で即答。さらにポストシーズンに向けて課している目標を問われると「節目で50―50はありましたけど、1試合1試合ここからチームとして大事なので、首位で地区優勝できるというのが一番のポイント。それが僕にとって一番大きいことではあるので、そこを目指してやりたいと思います」と話した。

大谷翔平 史上初「50―50」はWBC優勝と同等「同じくらいうれしい。ポストシーズンは僕の夢だった」 (msn.com)

 大谷翔平選手は、チームがポストシーズンを決められたこと、そこが凄くうれしいと言う。今の自分を「チームのベストを探している状態です。」と説明する。ホームランも狙って打っているわけではなく、「いい打席を送りたいと思って」「それがれがホームランを打てる一番の近道ではないのかな」という境地にあるという。50-50はチームが地区優勝する目標に向けての節目という位置づけで、「それが僕にとって一番大きいことではあるので、そこを目指してやりたいと思います。」とHR3連発も10打点も、ホームラン王や打点王についてもまったく目標として意に介していない様子。これまでもそうだったのだが、この記念すべき偉業を成し遂げた直後でも、大谷翔平の心理状態は、きわめて平静であり、すでに明日の試合に向けて、いつものように準備ができている。

ファールチップするたびにキャッチャーを気遣い、スタンディングオベーションに応えるときに相手チームを気遣う、相手への敬意と思いやりが深く根付いた彼のハートは彼を知るすべての人々の信頼と敬愛を生んでいる。

だからこそ、手放しで、子どもも親も、女性も男性も、黒人も白人も、SHOHEI OTANIを応援し、SHOHEI OTANIから感動と激励と思いやりをもらっているのだろう。

ありがとうSHOHEI OTANI for your being in the same world, and keeping the way you are !!

早田・張本ペアの一回戦敗退に見る新たなダブルスの世界への潮流

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あまり情報は多くないが、今回、混合ダブルスにおいて、早田・張本ペアが、北朝鮮のペアに敗れた試合は、前回の釜山で開催された世界選手権大会で、団体戦で中国がインドに2敗した試合と重なる。世界ナンバーワンの孫穎莎が、フォア表ソフト・バックアンチのA.ムケルジに敗れたのは特に衝撃的だった。王芸迪がフォア裏・バック粒高のアクラの粒高ショートに合わずに敗れ、中国をラスト勝負にまで追い込んだ。

開幕戦で、最初の試合だったことも状況が酷似している。相手はどんな卓球をするのか、予測もつかず、準備をできないままで試合に臨んだ時点で、かなりの不利な状況におかれていた。予測できていて、準備ができていれば勝てたかと言うと、おそらく、一週間もあれば、6割程度の確率で勝てたのではないか。それでも6割。世界2位のペアが敗れる確率は、まだかなり残されていたと思われる。

このような異質なラバーとの対決は、とにかく初対面では、よほどの実力差がない限り、敗れる可能性が高い。異質ラバーの選手は、攻撃力に粗さがあることが多い。異質のボールはボールが伸びず遠くまで飛ばないので、前陣でスマッシュやカウンター狙いの、ややギャンブル的な攻撃になるからである。相手の異質のボールに少しづつなれてくると、攻撃ミスを誘う粘りのプレーができるようになり、実力差があれば、接戦でも勝ち抜くことが可能になる。

自分が、カットとか守備型の選手なら、ラバーの影響を受ける確率は相当に少なくなる。下回転系のボールで返球することでミスを減らして、相手に攻撃させてからの勝負ができるからだ。そもそも守備型の選手には、異質ラバーを使う選手が多くいる。現代の卓球の潮流は、前陣攻守型の異質ラバーを使う選手が増えつつあることだ。

今後の潮流としては、ダブルスの世界が、相当に変わっていく可能性がある。前回のオリンピックで、伊藤・水谷ペアが金メダルを取ったことが、いまだに大きな話題になっている。今までは、少なくとも世界選手権では、団体とシングルスのメダルと、ダブルスのメダルでは、明らかに格差があった。世界チャンピオンといったときに、卓球ではダブルスのペアの名前を持ち出す人はいなかった。しかし、オリンピックにおいては、ダブルスの金メダルの価値が、シングルスや団体と限りなく同等、いや、おそらくまったくの同等なものとして扱われる。オリンピックを目指すことを最上位において、ダブルスに特化する選手やペアが日本や欧州でも、いや世界中で生まれてくる可能性がある。特に左の女子の異質ラバー選手は、混合ダブルスでも女子ダブルスでも、もっとも貴重な戦力になるだろう。ダブルスだと、攻撃をパートナーに任せることができるので、攻守の変化とバランスと安定感が格段に増すのである。

シングルスで強い者同士ではなく、ダブルスでもっとも相乗効果の高い、相手を翻弄できる、計算された二人の組み合わせを追求する時代に入ってきた。そういう潮流を感じさせられる試合だったと思う。

体操女子・宮田笙子への五輪辞退の強要について

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スポーツ界の異様さを示すザンネンな事例が、またオリンピックという衆目を集める舞台を使って起こってしまった。法の番人である司法制度を用いる以外に、政府の行政組織やスポーツ団体などの一般社団法人は、それぞれ内規を用いた賞罰規程などの罰則を独自に設けている。行政組織でいう行政判断や行政裁量といった行為である。さて、この行政の手続きにはいくつかの原則がある。ここで問題とすべきなのは、その中でも行政手続きの比例原則と平等原則と呼ばれるものである。その内容は以下の通り。

①比例原則

ある行政目的を達成しようとするとき、より規制の程度が軽い手段で目的を達成できるのなら、その軽い手段によるべき、という原則です。 目的と手段の均衡を要求するもの。

②平等原則

憲法14条を受ける形で、行政機関が合理的な理由なく国民を不平等に扱ってはいけないという原則。

比例原則違反:まず、当件が、比例原則に違反していることは明白だろう。未成年者の喫煙、飲酒の禁止は本人の健康を守るという目的によってつくられた法律である。この目的を果たすために「もっとも規制の程度が軽い手段」を選択しなければならないことを、比例原則は定めているのである。今回の処罰が比例原則とはまったくかけ離れている基本原則に違反する行為であることは明白である。五輪辞退というまったく本人の健康とは真逆の法の目的にも反するもっとも重い手段をとった今回のケースは、体操協会という組織のクリーンで厳格なイメージを喧伝しようというまったく見当違いの目的をもってなされたものであり、即刻、取り消されるべきものである。

平等原則違反:これまでに、スポーツ界において、喫煙・飲酒を理由に国際大会への参加を剥奪された選手がいたのであろうか。聞いたことはない。今回のケースにおいても、他のオリンピック選手の喫煙や飲酒行為に関する話ばかりで、過去に今回のような処罰を行った事例はまったくないのである。今回のケースが明らかに突出した平等原則に反する行為であることは明白である。今回の判断は、スポーツ仲裁あるいは裁判によって、覆えされるべき基本原則に反する処罰と考える。

オリンピックにはドーピングなど様々な厳しい独自の規程があると理解している。選手のオリンピックへの参加資格は、国際的な基準をもって判断すべきことがらだろう。世界人権規約においても、日本国憲法においても、選手の人権は、他の国民と平等に扱われるべきものである。日本のスポーツ界だけが突出した過度な締め付けや罰則を選手に課しているとすれば、それこそ選手にとっては封建的な、常に恐怖を感じながら生きていかなければならない世界だろう。血税を使っているとか、オリンピアンだからとか、未成年に一般市民とは異なる高いモラルを求めることは高邁な理想としてはありえることかもしれないが、それをもって平等でも公正でもない過度の罰則の理由とするのは、日本スポーツ界独自の封建的な性格の現れでしかない。今日の国民の求める公正さにも、憲法の精神にも即したものではないことは明らかである。



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台湾の第48回 国際「自由杯」長青卓球錦標賽で団体優勝しました!!

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台北に来ています。国際「自由杯」長青卓球錦標賽というオープン大会に参加。かなりハイレベルな大会ですが、60代で、夢にも見ていなかった団体優勝できました!! 去年は3位、華原さんや徐高東さんのいるチームに敗れています。今回はそのチームに別のチームが勝ち、準決勝を3-2で勝ち、決勝進出。決勝では1番手でこれまで勝ち続けてきた私が、2-2の5-9から9-9まで挽回したのですが、力尽き、涙。万事休すかと思われたのですが、仲間が一つずつ勝利を積み重ねて優勝させてくれました。こんなに感激したのは人生の中でも、いつのことだったか覚えがないほどです。チームの勝利というのは、本当にありがたく、うれしいものです。本当にありがたい経験と思い出をいただきました。

来年は2025World Masters Gameが台湾であるとのこと、ぜひ参加したいと思います。ガンバロー!!

Gold Medal !! in the team (得和集団) event at the 2024 Taiwan International Veteran Table Tennis Open “Freedom Cup”

I came to Taipei to participate in the International Veteran Table Tennis Championship as a member of 得和集団 team. It was truly beyond our expectations that we have come to the final and got the Gold Medal for our team. I was able to lead the team winning all till the semi-final but at the final, the most crucial one, it went to the last 5th game with the opponent and I recovered from 5-9 to 9-9. Everyone was expecting my finishing the game with a big smile. Then, the goddess smiled at the other side… It was so devastating heartbreaking moment. But, my team mate made it one by one…, and finally, the team won!! I was so excited, relieved and proud of our team mate. There is true team spirit and efforts not only the players but also all colleagues and friends cheering us up. Thank you for this great heartwarming experience of life. Next year, there will be the World Masters Game in Taiwan, let’s participate and enjoy Sports beyond Age!! 非常感謝、Muchisimas gracias, Arigatou.

Player’s Oath at the Tokyo Open 2024/東京卓球選手権大会の選手宣誓

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Player’s Oath at the Tokyo Open 2024

For the first time in my life, I was honored to deliver the Player’s Oath at the 76th Tokyo Table Tennis Championship. It took a month to decide on what I wish to deliver on each an every player’s behalf, and repeated practice to make it heard smoothly (in Japanese).

“Player’s Oath !!

We, players of table tennis,

Express heartfelt appreciation to our family, colleagues and volunteers serving for this championship for their selfless support.

We, as true lovers of sport, respect each other, applaud each other,

And with full of health and energy,

promise to promote the spirit of fair play.”

The president of Tokyo TT Association was nodding with smile during my oath,

I was glad and relieved to hear positive reflection from volunteers, friends and the audience.

It was wonderful experience in sport beyond the game. Thank You!

東京卓球選手権大会の選手宣誓

宣誓、わたしたち選手一同は

日頃よりサポートいただいている家族、仲間、大会運営の 方々に感謝し、

卓球を愛する者同士、お互いを尊重し、讃え合い、

元気いっぱい、フェアプレーすることを誓います。

一ヶ月ほど、心の伝わる、わかりやすい宣誓の言葉を思案しました。どもらずに宣誓できるよう前日からはお経のように何度も唱え続けました。

大会会長や関係者の方々、友人や聴衆の方々からもとても良かったと有り難いお言葉をいただきました。おそらく一生に一度ですね。試合を越えた素晴らしい体験を積ませていただきました。ありがとうございます。

全関東社会人大会、準優勝でした

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2月11日に全関東社会人大会の個人戦(ローシックスティ)に参加しました。

かなり練習は積んできました。決勝戦までとどいたことは、それなりに評価できると思います。

3回戦のカットの横山さんに1ゲームを先取され、3ゲーム目も5-7とリードされる展開からの逆転勝ち。3ゲーム試合は、精神的にかなり緊迫するもので、とにかく冷や汗をかくものですね。

準決勝で表攻撃の吉村さんと久々に対戦しました。2ゲーム目を9-6から逆転で取られて、0-2となり、精神的にかなり落ち込みました。4ゲーム目で3-7というスコアまで追い詰められたときは、相手の気迫に踏み潰されそうになったゴキブリにでもなった気分でした。表ソフトの選手では、去年の東京選手権大会で上海の呉選手に決勝戦で敗れています。その呉選手に、今年は負けていられらい、と自分に言い聞かせて練習してきたことを思い出しました。いまここで躓くわけにはいかないと、自分を奮い立たせる、にはどうしたらいいのか。そこで相手が呉選手だと思うことで、それまで受け身だった自分から、チャレンジャーとして積極的にプレーする気持ちが生まれてきました。そこからシーソーゲームを続けながらも逆転。ラストの5ゲーム目は、出足からリードして、それまでうまく出せなかったバックストレート(相手のフォア側)へのサービスエースもありました。リズムが崩れた吉村選手にロビングでも粘り得点につなげてやっとのことで決勝進出を決めました。

決勝は、以前大阪オープンの準決勝で対戦して1-3で敗れている華原選手です。華原選手は準々決勝で名選手の坂本さんに3-2で勝利しての決勝進出。昨年の東京選手権の50代で準優勝、大阪オープンの50代で優勝しており、60代では最強の実力者といえるでしょう。わたしは胸を借りる心構えでのぞみました。積極的な攻めに徹し、様子見のプレーだった華原さんを序盤からリードして1ゲームを先取。2ゲーム目は9-9からこちらにバックの打ち合いミスが出て取られる。3ゲーム目は中陣でも後陣でも回転のかかった重いボールでミスなく返球する華原さんを打ちあぐねて敗れる。4ゲーム目はとにかく3球目、4球目から回りこんで強打を重ねリード。9-8でカウンタースマッシュが決まったと思った瞬間、ラケットの角にあたって宙に高く浮いたボールがエッジとなり9-9とされる。サーブからの3球目を狙ったのだが、うまくフォア側にレシーブを外されてラリーに持ち込まれて失点。最後はフォア前サーブからバックをついたボールをバックハンドで打たれ、ネットをかすったボールを返球できずに試合終了となった。

ベンチコーチしてくれた松島くんが、よくやった、いい試合だったよ、と声をかけてくれる。今回3位だった山本(春)くんからの、田中さんのプレーを見ていい勉強になりました、という言葉がとてもありがたかった。

関東社会人では2度めの準優勝。かなりギリギリの試合を乗り越えて臨んだ決勝戦だったが、実力で及ばなかったという実感がのこる。自分の卓球の現状に対する、どこにも持っていきようのない(自分のことだから当たり前のことではあるが)やるせなさを感じる。3月の東京選手権までに、もっと這いずって、すこしでも前に進めるといいな。

(試合結果と華原さんとのツーショット)

「タイ王国ろうあスポーツ協会」に卓球用具を寄贈いたしました

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Sport for Happiness with the Deaf Sports Association of Thailand (DSAT)

I am currently in Bangkok as our team participated in 14th Asian (Pacific) Veteran Table Tennis Championship. While the result of the games was not as expected, today, I was able to attend personally the hand-over event of table tennis materials to the Deaf Sports Association of Thailand. Those table tennis materials were donated by many Japanese TT friends through “World of Table Tennis (takkyu oukoku 卓球王国)“ of Japan. We are to start a collaborated project to help children with hearing impairment access sporting (table tennis) opportunities in special schools. I was also able to provide some table tennis lessons to children with hearing impairment today. Wish every child with or without disabilities and DSAT to enjoy happy holdays!!

卓球王国を通じて日本の皆さまから頂いた卓球用具(添付のリスト参照)を、タイ王国ろうあスポーツ協会に寄贈いたしました。本当にろうあの子供たちや関係者の方々に喜んでいただき、うれしい限りです。デフリンピックでタイを代表する選手たちとも今日、練習やコーチングをする機会をいただきました。寄贈した卓球用具は主としてタイ王国の各ろうあ学校において、卓球クラスを開き、卓球を知ってもらうための一助として活用することになります。今後も、年に1-2回は訪問して、協力活動を行いたいと思っており、逐次、進展をご報告いたしたいと思います。皆さま、よい年末年始をお迎えください。